静岡教区教化団主催の第56回少年少女講習会が、島田市の大善寺様にて開催されました。コロナ禍で中止が続いていた少年少女講習会でしたが、3年ぶりに開催することができました。
講習会のはじめに、開講式を行いました。子どもたちは、不慣れながらも、一生懸命にお念仏をお唱えしてくれました。
その後、記念撮影をしたら、法式講習。合掌や礼拝の仕方を勉強しました。
真面目に開講式や法式講習に取り組んだ後は、レクリエーションです。箸づくり、数珠づくりを体験し、そして静岡の大切な自然である山・川の話について、聴きました。
初めて触るカンナに苦戦しながらも、一生懸命に箸を作っていました。
数珠づくりでは、珠にヒモを通すのに苦労していましたが、指導員の手も借りて完成させることができました。
登山家である大石明弘さんと林業や再生可能エネルギーに携わる株式会社ソマウッドの久米歩さんには、動画や写真を交えながら、私たちが住む静岡県の大切な自然とそれを守るために何をしなければいけないのか、教えていただきました。
レクリエーションのあと、お風呂に入ったら、夕陽のつどいです。
沈みゆく夕陽を見つめながら、大善寺住職・雅宣上人からお話を聞き、極楽浄土がある西に向かって、みんなでお念仏を唱えました。
夕陽のつどいの後は、夕ご飯です。食前の言葉をお唱えし、カレーとフランクフルトをいただきました。
美味しくご飯を食べた後は、ともしびの集いです。
阿弥陀様の智惠や慈悲の火が、1人1人にいきわたり、堂内はとても明るくなりました。子ども達には、阿弥陀様に明るく正しく仲良く生活していく事を誓って頂きました。
また法式講習の時間に教わった月影のご詠歌と礼拝も、みんな真剣に取り組んでくれました。
大事な儀式を終えたら、お楽しみのレクリエーションの時間です。
えんま様の話を聞き、かき氷をいただたり、花火をしたりしました。
こうして、興奮冷めやらぬ中、就寝時間となりました。
今日一日を元気に過ごせたことを感謝し、お念仏をして就寝しました。
次の日の早朝、まずはラジオ体操で目を覚まします。
その後、朝のお勤めをして、今日も一日元気に楽しく過ごせるように、お念仏をしました。
その後、朝食をいただいた後は、待ちに待った河原でのレクリエーションです。
島田市伊久美川にある「島田市野外活動センター山の家」にお邪魔しました。
子ども達は、ヤマメのつかみ取り、川遊び、バーベキューを楽しみました。
楽しい時間は、あっという間です。最後に閉講式をして、第56回少年少女講習会は幕を閉じました。
以上、三年ぶりに開催された講習会でしたが、何事にも真剣に取り組む子ども達の姿が変わらずありました。
コロナ禍で失われたものも多い世の中ですが、静岡浄土宗青年会が続けてきたこの伝統と、子ども達の笑顔は今後も続いていくことを切に願います。
そんな中、指導員のみなさまには、子どもたちの安全第一を考え、楽しく有意義な時間を過ごせるように考え、目をお配りいただいたこと、感謝申し上げます。
また、会場としてお寺をお貸しいただいた大善寺様には、心より感謝申し上げます。合掌。
静岡教区浄土宗青年会 事務局 櫻井弘道